2021年2月1日

株式会社アーク情報システム

3次元非線形時刻歴応答解析プログラム『TDAPIII Cluster Edition』

3次元等価線形解析プログラム『FDAPIII Cluster Edition』

2021年3月1日より販売開始

株式会社アーク情報システム（本社 東京都千代田区、代表取締役社長 佐藤順一）は、累計1200ライセンス以上の導入実績を持つ3次元非線形時刻歴応答解析プログラムTDAPIIIおよび、3次元等価線形解析プログラムFDAPIIIにおいて、MPIによる大規模並列計算が可能な「TDAPIII Cluster Edition」、「FDAPIII Cluster Edition」(以下、Cluster Edition)を2021年3月1日より販売開始いたします。これまで解くことができなかった大規模な3次元モデルが解析可能となり，計算時間も大幅に短縮されます。

近年、計算機性能の向上に伴い大規模3次元モデルによる高精度なシミュレーションが実施されていますが、今後はより詳細な3次元モデルによる安全性評価などのニーズが見込まれます。当社では、土木建築分野向けの解析プログラムとしてTDAPIII/FDAPIIIを販売しておりますが、メモリ使用量や計算コストが膨大になることから、大規模な3次元シミュレーションを実施することは困難でした。

そこで複数の計算機を用いたMPI（Message Passing Interface、並列コンピューティング利用のための標準化された規格）による並列処理に対応させることで、大規模な3次元シミュレーションにも適用できるよう改良いたしました。

当社では、今後もより大規模で詳細なシミュレーションに対応するため、計算速度の高速化や解析機能の高度化などを継続してプログラム開発を進めてまいります。

Cluster Editionの特徴

1.   MPIを用いた並列計算による大規模な3次元シミュレーションの実現

OpenMPなどに代表される共有メモリ型の並列化手法と比較し、より大規模な並列計算が可能です。

2.   高い並列化効率を実現、計算時間が大幅に短縮

当社実施での数百万自由度モデルのベンチマーク結果にて高い並列化効率を確認しています。

3.    通常版機能が使用可能

   通常版TDAPIII/FDAPIIIで使用できる解析手法や要素・非線形モデルなど、多くの機能が使用できます。

4.    通常版データが利用可能

通常版TDAPIII/FDAPIIIのデータがあれば、Cluster Editionのために、入力データを作成し直す必要はありません。

領域分割ツールおよび結果統合ツールを用いることで、並列計算から可視化までを従来とほぼ同様の手順で実行できます。

製品の概要　構成は実行可能な並列数に応じた2種類

ご購入に際して、無償評価版をお試しいただけます。

価格、無償評価版については下記お問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。

動作環境

OS：     Red Hat Enterprise Linux 6 / 7、またはその互換ディストリビューションに対応しています。その他のUnix系OSへの対応はご相談下さい。

CPU：  インテル・プロセッサ・ファミリー。システム全体のコア数が最大並列数以上となることを推奨。

（公財）計算科学振興財団の運用するFOCUSスパコンで動作検証を行っています。

HPC環境をお持ちでない方もFOCUSスパコン（https://www.j-focus.or.jp/focus/）にて、Cluster Editionをご利用いただけます。

技術サポート

ご購入後はもとよりご検討の段階より、当社専門エキスパートが技術サポートいたします。

また、受託解析も承りますので、ご相談ください。

製品の詳細については、当社サイトhttps://www.ark-info-sys.co.jp/jp/product/tdap/を参照ください。本資料もこちらよりダウンロードできます。

本件に関するお問い合わせ先                                      

株式会社アーク情報システム（https://www.ark-info-sys.co.jp/）

〒102-0076 東京都千代田区五番町4-2 東プレビル  

営業部 TDAP担当　電話番号：03-3234-9232　E-Mail：tdap@ark-info-sys.co.jp

・TDAPⅢ、FDAPⅢおよびTDAPⅢ Cluster Edition、FDAPⅢ Cluster Editionは、大成建設株式会社と株式会社アーク情報システムの共同開発製品です。・記載されているすべての会社名、商品名は各社の登録商標です。