ソリューション

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量子コンピュータ

量子コンピュータに関して、弊社が得意とする機械学習分野、数値計算分野を中心に調査・開発を実施しております。

概要

現在、「ムーアの法則」の終焉、データ処理のニーズがより一層高まっている事などを受け、 新たな原理を用いた次世代型コンピュータへの期待が高まり、世界中で量子コンピュータの開発が加速しています。 量子コンピュータは、以下2つの特徴があります。

  • 超高速計算
    • 50量子ビットの量子コンピュータが、スーパーコンピュータ「富岳」と同等の性能を持ちます。 2019年には、Google社が量子超越性を達成し、スーパーコンピュータで1万年かかる計算を、わずか200秒で成し遂げました。
  • 超省電力
    • 超電導を利用するタイプでは、現行のマシンの1/10以下の消費電力で済みます。
このような特徴を活かし、従来では不可能だった大規模計算や組み合わせ問題等の解決が期待できます。

今後期待されること

超高速計算という特徴を活かし、これまで不可能だった大規模計算が可能となります。 特に、古典コンピュータでは時間がかかっていた3次元の大規模非線形動解析が可能となり、 より詳細で現実に即したシミュレーションが期待できます。 そのために、概念実証を続け、解ける方程式の規模拡大に取り組んでいます。

主な開発事例

  • 数値計算(量子ゲート方式)
  • 量子-古典機械学習(量子ゲート方式)
  • 量子-古典機械学習(量子アニーリング方式)

主な要素技術

  • Qiskit
  • PyQUBO
  • Deep Learning
  • Python
  • 各種クラウドMLサービス(Blueqat SDK)

参考

事例「数値計算(量子ゲート方式)」の内容については、Interface誌(CQ出版)の2022年6月号に掲載されました。記事の原文を提供可能です。希望される方は、以下のお問合せフォームよりご連絡下さい。

タイトル:「2質点系の強制振動シミュレーション…量子コンピュータで高速化する試み(第2部 6章)」

Interface誌(CQ出版)の2022年6月号


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