【概要】 量子コンピュータの特性を活かした数値計算の提案を行っています。 ここでは特に組み合わせ最適化に特化した量子アニーリング方式について紹介しています。
【事例】
数値計算においては、計算メッシュ作成のために大きなコストが必要となります。 また、多くは手作業で行うため、技術者によるバラツキも生じます。 この事例では、ある領域に対し、量子アルゴリズムによる組合せ最適化を行い、条件に合ったメッシュ分割を選別することで、メッシュ作成の自動化を図りました。
背景格子点を使い、多角形をアスペクト比(三角形の縦横比)が全体最適化されるように、三角形で自動分割しました。
【システム構成】
- OS:Windows
- 実行環境:OpenJij(シミュレータ)
【開発ツール】
【対象業務】
図解1 背景格子点を繋いだ線分は交差しないという制限を課して、三角形のメッシュが適切に作成されるように工夫します。
図解2 次の図では自動メッシュ分割の結果を示します。