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首都大学東京で観測された逗子地区不整形地盤の地中1地点の東日本大地震波形を用いて、TDAP IIIによる動的地震応答解析を行いました。
TDAP IIIは4GBの64ビットモジュール、連立一次方程式は反復法を使用しました。また、時間積分は直接積分法を用いました。
地盤は、南北方向(約1.2km)×東西方向(約3.5km)×深さ方向(40m)をモデル化しました。要素は77412個の3次元8節点6面体要素です。 地盤の非線形性は考慮可能ですが、この例題は非線形性を考慮していません。下方境界(基盤)は完全固定、側方境界は水平ローラとしました。
地震は、地中で観測された地震波形(NS, EW, UD)を基盤から入力しました。
地盤境界は、下方粘性境界、側方には、きりかき力を考慮した粘性境界などを設定することもできます。
画像には、せん断ひずみのコンターおよび逗子地区の地図および地盤状況を示します。