耐震・構造解析シリーズ "Seismic Resistant and Structure Analisis Series"

製品ニュース

TDAPIIIの新バージョン(Ver 3.05)の出荷を開始します

「土木・建築向け汎用3次元動解析プログラム」として、高い評価を頂いておりますTDAP IIIの新バージョン、Ver3.05の出荷を2013年5月中旬から開始します。
年間保守契約をご継続頂いておりますユーザー様には、新バージョンの「インストールCD」と「資料」をお送り致します。
Ver3.04→Ver3.05へのバージョンアップに際して、以下にご紹介致します機能追加、および変更が行われています。
今後ともTDAP IIIシリーズをよろしくお願い致します。

■動作環境
対応OSを追加
○OS Windows8上で、各機能が正常に動作することを確認しました。
■Windows版TDAPIIIの機能変更点
構造入力関連
○2次元側方境界要素では、自由地盤とFEM領域間の切り欠き力を考慮していましたが、切り欠き力を考慮しない計算方法も選択可能にしました。シェル系要素特性画面で指定します。
○材料特性―非線形材料特性(その他)の、タイプ001 非線形弾性(対称)及びタイプ002非線形弾性(非対称)の入力点数上限を60から512に拡張しました。
○材料特性―歪依存曲線の入力点数上限を60から512に拡張しました。
出力関連
○ビュー設定画面を更新しました。
○プロット出力時、今までは線分を組み合せて文字として出力していました。文字をそのまま文字として出力する機能を追加しました。
○粘性要素、指向性並進粘性要素に、相対変位の保存、出力機能を追加しました。
その他
○静解析(非弾性)、段階施工解析、時刻歴応答解析で反復補正を行う場合に、残差ノルムにもとづく収束判定を選択できるようにしました。 今までは、残差エネルギーによる収束判定だけでした。積分方法の指定(または荷重ステップ)―詳細設定画面で指定します。
■バッチ版TDAPIIIの機能変更点
材料非線形特性関連
○タイプ  93:τ-γ曲線モデル(GHE-S)を追加しました。ひずみが大きい場合に見られる、スリップ型の履歴形状を表現することが可能です。 また、任意のh-γ関係を満たすことができます。平面ひずみ要素(PL-STRAIN)、2次元側方境界要素(SBOUND2D)に適用可能です。
○タイプ  54:GHE-Sモデルを追加しました(構成則はタイプ93と同じ)。バネ要素(SPRING, SPRING1, SPRING2)に適用可能です。
構造関連
○バネ要素(SPRING)、粘性要素(DAMPER)で、第2節点自由度コードを省略した場合、第1節点自由度コードと同じになる機能を追加しました。
○粘性要素(DAMPER)、指向性粘性要素(DAMPER1)の要素応答値出力成分に、相対変位を追加しました。
○テーブルデータ(TABLE)のデータ長の上限を、60から512に拡張しました(建築要素オプションを除く)。
荷重関連
○線分布荷重データ(LDFORCE)の中間節点数の上限を、25から1000に拡張しました。
その他
○理論説明書に固有値解析部分を追加しました。
○不つり合力、反復計算情報のプリントをINCNTLで指示した場合の、ステップ数、反復回数のプリント桁数を増やしました。
■バッチ版FDAPIII の機能変更点
構造関連
○バネ要素(SPRING)、粘性要素(DAMPER)で、第2節点自由度コードを省略した場合、第1節点自由度コードと同じになる機能を追加しました。
○粘性要素(DAMPER)、指向性粘性要素(DAMPER1)の要素応答値出力成分に、相対変位を追加しました。
○平面ひずみ要素(PL-STRAIN) 、2次元側方境界要素(SBOUND2D)の等価線形解析機能に、体積弾性係数一定機能を追加しました。 歪依存材料特性データ(STRAINDP)で指定します。例えば、地下水位以浅はポアソン比一定、以深は体積弾性係数一定という指定が可能です。
○2次元ジョイント要素端点評価(NJOINT2D)、および2次元ジョイント要素 (JOINT2D)に、等価線形機能を追加しました。
○2次元ジョイント要素端点評価(NJOINT2D)、および2次元ジョイント要素 (JOINT2D)で、せん断方向、直方向それぞれの減衰比を反映するようにしました。
○テーブルデータ(TABLE)のデータ長の上限を60から512に拡張しました。
荷重関連
○線分布荷重データ(LDFORCE)の中間節点数の上限を、25から1000に拡張しました。
その他
○大規模モデル解析用バッチ版(4G,8G,16G版)を追加しました。Large版契約のユーザー様が使用可能です。64bitOSマシン上で動作します。
■ArkToolsの機能変更点
ArkPlotView
○ペンの色と線幅を設定する画面を変更しました(ペン―ペン属性設定画面)。
ArkQuake
○結果リストに出力される標高の小数点以下桁数を、2桁から3桁に変更しました。
○歪依存物性ダイアログの「歪依存曲線名」セルのコピーを可能にしました。
ArkWave
○Cumulative Absolute Velocity (CAV)計算機能を追加しました。CAVは、ある閾値以上の加速度絶対値の時間積分であり、地震動がもたらす被害の指標となる値です。
○3波同時表示及び印刷機能を追加しました。
○バッチ処理機能を追加しました。多数の波形に対して処理を行う場合、効率的に作業を行うことができます。

このページのトップに戻る